3月11日。東日本大震災の発災から、13年の節目を迎えました。
震災により亡くなられた方々に改めて哀悼の意を捧げますとともに、被災されたすべての方々、今なお影響を受けられ復興の途上にある方々へ、心よりお見舞い申し上げます。
私たちユナイテッド・アースでは、発災10日後となる2011年3月21日から宮城県に根をおろし、復興支援と街づくりへの取り組みを継続してまいりました。
震災直後に南三陸を訪れた折には、日々の暮らしが一瞬にして失われ、瓦礫だらけの地に立ちつくされている地域の方々の姿… 悲しみと絶望感に打ちひしがれながらも前を向こうとする姿を間近で拝見し、何度涙を共にしたかわかりません。
今日までの活動を支えてくださった延べ4万人以上のボランティアの皆様、そして私たちを温かく迎え入れてくださった地域の皆様に改めて心からの感謝をお伝えしたいと思います。
ぜひ皆様とこの13年を振り返り、未来に向けての一歩を踏み出していく機会にできればと思っています。
NPO法人ユナイテッド・アース
理事長 渕上智信
動画で見る支援活動
私達に何ができるのか
東日本大震災・復興支援活動ダイジェスト
(4分50秒)
「語り部ガイド」プロジェクト
(2分28秒)
「語り部ガイド」プロジェクト
(2分28秒)
ボランティア仲間との涙の別れ
(2分37秒)
東日本大震災発災後のユナイテッド・アースの取り組み
Activity Report
2011
発災直後、全国で募金活動を開始
東京、大阪、神戸、福岡を中心に全国に呼びかけ募金活動と支援物資の募集を開始
発災10日後、宮城県南三陸町に拠点を構え支援活動を開始
南三陸町災害ボランティアセンター立ち上げ時の団体として参画(社会福祉協議会と連携)
- 避難所6箇所の運営をサポート
南三陸町にてベイサイドアリーナ(災害対策本部)に集まる物資の仕分け・管理・分配を担当
産業の復興と雇用の創出のために 南三陸町へ義援金1000万円を寄付
将来世代を担う子ども達のためにTポイント募金を活用した復興支援として「児童館」の設立を企画・提案
2011年9月に竣工
地元産業の復興と活性化を願う「福興市」を商店街の経営者の方々とともに開催
2011年4月〜毎月最終日曜日に継続開催/各回約2万人来場
南三陸町・登米市に4つの拠点とベースキャンプを構え、現地に根ざした活動を展開
現地の状況や支援活動をリアルタイムに届ける「南三陸町復興応援サイト」を運営
近畿日本ツーリストと連携「福興市ボランティアツアー」を実施。
延べ270名が参加
被災体験を語り継ぐ「語り部ガイド」プロジェクトを企画・運営
支援先の宮城県南三陸町が民間団体・企業、ボランティアの連携による取り組みが評価され、平成23年度「地域づくり総務大臣表彰」で大賞を受賞
ニューヨーク国連本部「ヒューマンライツ・人権会議」にて被災地の状況、復興支援活動を報告(2011年11月)
2012
東日本大震災の復興モデルとなる発信基地「コンテナ名店街」設置計画を提案
2012年2月25日「志津川福興名店街」としてオープン/約1600㎡に32店舗が出店
被災地の今を知る「復興学びのプログラム」の取り組みを開始(2012年3月〜)
企業向けにCSR活動の一環として被災地に訪れ、災害の規模、被災者の声に直接触れてもらうスタディプログラムを企画運営。
各誌で活躍中の少女漫画家による、震災を語り継ぐ漫画プロジェクト「ストーリー311」(講談社)が始動、情報提供及び取材協力
毎月11日 震災について話し合う「復興カフェ」を開催
東京、新宿スタジオアルタにて震災復興祈念イベント「UEスタジオアルタ」を開催(2012年3月3日)
被災地の人口流出、雇用の問題を解消するための「復興応援バイト」の取り組みを開始
宮城県登米市にて、持続可能な社会を目指す「UEカフェミーティングin登米・南三陸」を開催(2012年10月20日)
2013〜
震災体験を県外でも語り継ぐ「出張語り部プロジェクト」を開始(2013年1月17日)
被災地の観光復興・産業復興を目的とした「東北風土マラソン2014」実行委員会事務局として企画・運営
交流人口拡大を目的に開催(「2015年グッドデザイン賞」受賞/「2016年観光王みやぎおもてなし大賞」受賞/2017年開催実績として約4万5000人が来場)
被災した長須賀モナビーチこども海水浴場のオープンに向けて、ビーチクリーンを実施
宮城県登米市にて、観光復興・地域おこしを目的とした「脱出ゲーム」を東北初の試みとして開催(2014年10月〜12月)
2014年 広島豪雨土砂災害支援活動-広島市
- 現地で活動をする団体様へ物資を支援
iTSCOM STUDIO & HALL 二子玉川ライズにて「トウホクトモニプロジェクト復興祭」を共催(2015年5月23日・24日)
震災から5年、東北の情報も少なくなる中、支援活動で出会った絆を点から線、そして面に展開していくことと、災害・防災意識の啓蒙を目的に開催。
2015年 台風18号被害支援活動
- 茨城県の水害被害に遭った外国人学校に30万円を寄付
2016年 熊本地震復興支援活動-熊本県阿蘇市
- 熊本県阿蘇市に拠点を構え、甚大な被害を受けた農業と観光業の産業復興を見据えた支援活動を展開
- 皆様から約1000万円のご寄付をいただき支援に活用
- 延べ3500人のボランティアの方々が参加くださいました
- 被災地スタディプログラムに大手企業や学校を含む15団体300人の方々にご参加いただきました
2016年 台湾南部地震支援活動-台南市
- 地元消防局隊員とともに人命救助や行方不明者の捜索、倒壊現場の瓦礫の撤去等を行う2団体に約40万円を寄付
「東北あいターン」お試し移住に全国から130名参加。移住定住者20名を超える。
移住促進のためのwebサービス「東北あいターン」
2017年 九州北部豪雨復興支援活動-福岡県朝倉市
- 福岡県朝倉市に拠点を構え、一次産業を中心に、近隣店舗や商業施設の復旧・復興を含めた支援活動
- 延べ700人のボランティアの方々が参加くださいました。
- 農家を中心に1000トン以上の土砂を撤去
2018年 台湾地震復興支援活動-花蓮市
- 震度7の被害にあった台湾の花蓮市を支援
- 障害を持つ子どもたちの支援施設や困窮状態にある老人の方々の生活サポートを行う2団体に約200万円を寄付
2018年 西日本豪雨復興支援活動-愛媛県宇和島市
- 愛媛県宇和島市吉田町に拠点を構え、2ヶ月に渡り支援活動を実施
- のべ1400人のボランティアの方々にご参加いただきました
- 災害復興に役立てていただくため、宇和島市とJAえひめ南に総額170万円を寄付
2019年 台風19号復興支援活動-栃木県鹿沼市
- 皆さまから約440万円のご寄付をいただき、災害復興支援に活用
- 延べ500人のボランティアの方々にご参加いただきました
- 産業の復興を念頭にした農家の復興支援に尽力
2020年 コロナひとり親支援
- 新型コロナ感染拡大により、困窮状態にあるひとり親家庭を支援
- 合計23家族(37名のお子様)に支援させていただきました
2020年 7月 令和2年九州豪⾬災害支援活動
- 皆さまから約500万円のご寄付をいただき、災害復興支援に活用
- ⼤学生を中心とした学生支援チームを立ち上げ、熊本県・福岡県を中心に避難所への物資支援、保育園、小・中学校 授業再開へ向けた支援、地元を支える病院や飲食店への支援、仮設住宅への食糧・防寒具の支援をさせていただきました
2021年 令和3年7⽉熱海市伊豆山⼟砂災害支援活動
- 熱海市の避難所へ物資を支援させていただきました
2021年 令和3年8⽉豪⾬災害支援活動
- 佐賀県市、武雄市の子供用デイサービス施設・養護施設・幼稚園に物資の支援をさせていただきました
2022年 令和4年8月豪雨災害・石川県小松市 災害支援活動
- 石川県小松市にてボランティアの行き届いていない農家さんへの支援活動をさせていただきました
2022年 令和4年台風15号・静岡県静岡市 災害支援活動
- 静岡県静岡市にあるこども園に物資の支援をさせていただきました
2024年 令和6年能登半島地震・石川県七尾市 災害支援活動
- 石川県七尾市、能登島を中心に支援活動を展開しています。
[活動報告の様子こちら]
Movies
コミュ二ティ支援 南三陸町
漁業ボランティアスタッフ活動紹介
仮設住宅でのカフェ運営ボランティア
ボランティアの一日
第1回福興市
さんさん商店街スタート
U.E.studio ALTA ダイジェスト
震災から学ぶ 復興教育プロジェクト
南三陸町民からのメッセージ
東日本大震災から一年半
被災地から全世界にありがとう
漁業再開に向けてのインタビュー
その他の支援活動
熊本地震復興支援
九州北部豪雨復興支援
台風19号復興支援-鹿沼
これからの未来に向けて、私たちにできること
ユナイテッド・アース活動支援募金
東日本大震災以降も大きな災害に対して復興支援活動を展開するユナイテッド・アースの活動に対するご支援をお受けしております。詳しくはこちらから。
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